デザイン統一ブランディング研究所

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そもそも『デザイン』とは何か?デザインのこと

「人」と「人」、「人」と「モノ」、もっと広げて考えるなら、
万物同士が接した時に起きる、凡ゆる問題を解決する糸口としての役割が、
デザインの領域と私は考えている。


デザインとは「非日常の日常」。
日常ありふれているもの・見慣れたものを→一旦、非日常の感覚へ。
→そして非日常から非日常の日常に戻すことがデザインだと考える。


日常から非日常の感覚にしたままであるとそれは単なるアートだ。
使い勝手無視の単なるアート作品で留まる。
その非日常になったものをもう一度使いやすいように咀嚼するのがデザインというものである。


まずは非日常にする発想、そしてそれを日常に咀嚼する能力こそが
デザイナーに求めるべきものである。

審美性を伴うこと。「美しい」と感じる気持ちを大切に。

やはり見た目の「ハッ」とする美しいと感じる気持ち、
「格好良いな〜」と感じる気持ちを大切にしたい。


味覚もそうだ。美味しいものを食べたとき、「ハッ」と目が覚めたような感覚に陥る。
其の様な一瞬を大切に思い、其の様な感覚になって頂ける様なデザインをしたいと心掛けている。


そしてゆく先には、其のデザインを纏ったときに、
時には自らを律し、時には自分を褒め称える御守りであって欲しいと願う。
何か困難に直面した時に、立ち戻れるような。


シンプルなデザインとは見ている人に良い空白を与える。


例えば色とりどりのキャンバスの上に間違えて絵の具の液ダレを起こしたとしよう。
しかしそれは然程気にならない シンプルなデザインは液ダレなどしようものなら全てが台無しになり、成立しなくなる、不可逆性の高い、神経質なものである。
神経を張り巡らせながらつくる精神こそ日本人のDNAであるし、そのDNAを大切にしたいと感じる。